ごぶさたしております、瀬良浩介です。
五月に空想天象儀を封印してしまってから、あれよあれよというウチに三ヶ月が経とうとしております。
劇団が活動を休止することが決まったものの、じゃあこのブログはどうなるんだ?という部分はあいまいなままにしてしまっていました。そんな宙ぶらりん状態で更新もせず放置してしまい、一部のブログ読者様(いるのかな?)には大変失礼なことをしてしまいました。
改めて、お詫び申し上げます。
まあその、堅苦しいことは抜きに、不定期でもいいからブログは続けてもいいんじゃないかと思い立ちまして、ワタクシ瀬良浩介だけでもチマチマ更新していこうかな、と思っております。
他二人の更新を待っていた方はゴメンナサイ(笑)。熱烈なリクエストがあれば、もしかしたら……?
とはいえ、私がブログで書けることなんて映画レビューくらいのものです。ですから必然的に今後も映画のことしか書かないでしょう。雑記くらいは書くかも知れませんけどね。
でも、今までやっていた「三行あらすじ」も飽きてしまった(笑)し、コラム名を新しくしてみました。その名も、
瀬良浩介の「こんな気分の日はコレ観よう」
です。
なんかもう奇はてらわず、ストレートに映画のレビューを書き、その映画が「どんな気分のときに観るべきか」を勝手に設定していこうと思っています。
なんだか、映画評論の単行本タイトルにありがちなニオイがしますが、気にしない気にしない。TSUTAYAとかに置いてありそうだね。
そんなこんなで、今回は記念すべき第一回目の投稿。…ですが、特にお気に入りの作品というわけでもなく、一番最近観た映画です(笑)。
その作品は、コチラ。
パッセンジャー [Blu-ray]
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日本では今年公開されたばかりですね。
ちなみに『パッセンジャー”ズ”』は別の映画です。アン・ハサウェイ主演だったかな。あちらは現代が舞台の超常ミステリでした。
パッセンジャーとは「乗客」のことです。これ、身も蓋もなくまんまです。
未来のおハナシ。人類は、太陽系外に存在する地球と似た惑星へ移住するプロジェクトを進めていた。その移住の第一歩として、宇宙船に五千人もの移住希望者を乗せて地球を出発する。
しかし、移住先の惑星に着くのは百二十年後。乗客や船員はすべて人工冬眠させられ、船は自動航行で目的の惑星に辿り着く予定だった。
しかし、ある日突然、乗客の一人が人工冬眠から目覚めてしまう。目的地に着くまであと九十年。巨大な宇宙船でたった一人目覚めてしまった主人公は……。
こんな感じで始まります、この映画。なかなか「つかみ」がいいですよね。宇宙空間での孤独。スリラー。避けられぬ悲劇的な運命。このシチュエーションのアイデアだけで、半分は成功していると言っても過言ではないでしょう。どう展開するかワクワクしちゃいますからね。
ざっくりとレビューしてしまえば、「想像以上のことは起きない」といった感じでした。
もう一人、目覚めてしまうヒロインが出てきますが、わかりやすく恋に落ち、わかりやすくケンカして、わかりやすくお互いの大切さに気づく……みたいな。残念ながらヒネりはなかったですねぇ。
ただ、二時間という映画の尺を考えたとき、その中でできる最大限の面白さは詰め込まれていたと思います。主人公の喜怒哀楽も、うまく演出されていましたし。映像演出も見応えがあり、無重力の演出が上手かったと感じました。
あと、ヒロイン役のジェニファー・ローレンスの演技がイイんですよ~。この人はやっぱり演技上手い!観てて引き込まれちゃいます。こういう役者さんが泣きの演技をすると、もれなく貰い泣きしちゃいますね。
ではでは、肝心の「どういう気分のときに観る」映画かを、独断と偏見とプライドによって決めてしまいます。あくまで瀬良浩介・個人の判断ですから、クレームはなしですよ。
この映画、こんな気分のときに観ましょう。
”宇宙船でひとり目が覚めてしまって孤独なとき”
そうですよね。まさにそんな状況のときに観るべき映画です。答えが詰まっています。もちろん、正解だけじゃなく、反面教師として捉えるべき要素も多いですけどね。
ただ、「そんな状況に陥るなんて縁遠いことだ」という方も少なくはないと思われますので、次点も挙げておきます。それは、
”今の状況を打破したいとき”
ですかね。ま、これはあくまで次点ですが。
もしあなたが将来、ほかの惑星に移住するため人工冬眠して宇宙船に乗り込んだのに、あと九十年を残して目覚めてしまった場合は、この『パッセンジャー』という映画をご覧になってください。
間違っても『パッセンジャー”ズ”』の方を観てはいけませんよ。あっちはちょっと救われない気分になりますからね。でも、あなたがアン・ハサウェイ好きなら止めませんよ。
さて、『パッセンジャー』はいかがだったでしょうか。
こんな感じで新コラムを立ち上げてしまいましたが、次いつ更新するかは未定です。いいネタを思いついたら書きますね。
ネタといっても、身も蓋もないだけでふざけているわけではありません。映画は人生の教訓たり得ます。こんな状況になったとき、映画はあなたの助けになるでしょう。それを、ここで慎ましやかにまとめていこうと思っています。
ユーモアを交えて、ね。
それでは、また次回にお会いしましょう。ごきげんよう…。
by.瀬良浩介